気ままな音楽猫がゆく♪

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ジャズトリオ「Blue Bulls」のフリージャズ演奏♪

 youtu.be

 

僕がピアノを弾いているジャズトリオバンド「Blue Bulls」の先日の練習風景です。

楽譜無しの即興です。ちょっとマニアックですが・・・。

 

僕らのトリオは、毎月1回、2~3時間練習しています。大体10曲ほど演奏しますが、その一曲目は、いつも完全な「フリー 」にしています。「フリー」とは、全く楽譜なしに、何も決めずに即興演奏することです。

 

この練習には、いくつかの意味があると僕は思っています。

 

1.メンバーの音を聴く

完全即興なので、合わせるためには、楽譜がある時以上に、相手の音を聴かなくてはなりません。かなりの集中力が必要になりますが、とても良い練習になります。

 

2.リラックス

これはメンバー全員がそうかどうか分かりませんが、僕自身は完全即興が最もリラックスできます。以前クラシックピアノの発表会やコンクールにも出たりしていましたが、緊張感が半端ありませんよね・・・。

即興は僕にとっては真逆です。リラックスできるのです。

 

3.肩慣らし

フリーをしながら、メンバーはウオーミングアップをしています。その日のコンディションを互いに伝えて、また自分でも把握できます。音のぶつかり具合なども確認しながら調整できるので、ライブ前のリハーサルにももってこいだと思います。

 

4.新たなアイデア

今までトリオ演奏でやったことのないアイデアが毎回出てきます。メンバーは録音した演奏を聴きなおして、次回以降の参考にします。

 

5.バンドの強化

「相手の音を聴く」という前述の他にも、バンドの演奏力は格段に向上すると思います。様々な表現を使って瞬時に相手の音に対応する力は、特にジャズトリオにとってとても大切だと思います。

 

 

Blue Bulls」というジャズトリオは、僕がどうしても演奏したかったベーシストの方と、一緒に他のバンドでやっていた素晴らしいドラマーの方にオファーして結成したトリオです。

練習の中で「フリー」をやりたいとメンバーに伝えたところ、お二人ともはじめは驚いていましたが、回を重ねるごとに乗り気になって楽しんでくれています。今では、「勝手に誰かが音を出して演奏しはじめる」というスタンスにすっかり慣れています。

 

コロナ前はこのバンドで時々ライブをやっていましたが、コロナ禍で活動中止。今は練習はしていますが、まだライブは復活していません。

 

ところで以前あるジャズ喫茶でライブをした時の話。

ライブ前のリハーサルで、肩慣らしのために「フリー」を演奏したところ、聴いていたお店のマスターが、「今の曲いいねえ」とおっしゃいました。「今のはフリーなんです」とお答えしたところ、「え?本番でやらないの?やってよ!」というリクエストがありまして、結局一曲目に、フリー演奏をしました。当然リハーサルとは全く違う曲になりましたが・・・。

何とも言えない独特の快感がありました♪

 

それ以来、たまにライブでフリーをやるようになりました。

 

僕にとっては、何よりもこういうことを一緒にやってくれるメンバーに感謝です♪

 

今年はライブできるかな・・・。

 

 

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