作曲について
最近満足いく曲がなかなか書けません・・・。
思い付きの曲であればすぐにできるけど、数日経って聴くと嫌気がさしてしまいます。
まあしばらくすればまた出来るようになるでしょう♪
今年に入ってから40曲ほど作曲をすることが出来ました。
いままでにないペースです。
何となく自分自身の作曲スタイルが6つほどみえてきているので、自分のためにもまとめておきたいと思います。
1.ジャズ
僕は高校生の頃にこの音楽にはまり、以来演奏してきましたが、やはりしっくりきます。元々作曲がしたかったのと、その場で思い付きでものをつくるのが好きだった事もあるでしょう。ほぼ全ての作曲で即興を取り入れています。ジャズをやってきたおかげですね♪
2.日本の伝統文化
ジャズを演奏する中で、今までも時々日本の童謡や唱歌などを取り入れてきました。「桜」「赤とんぼ」「山寺の和尚さん」「荒城の月」などはジャズアレンジがとてもよく合います。
戦後の日本では、ヨーロッパを中心とした音楽を学校で習います。僕もクラシックは好き(特にバッハや近代音楽)ですが、やはり音楽を楽しむ上で、”日本人として”というのは意識します。音楽(芸術全般でしょうか)は民族性が否が応でも出てしまう分野だと思います。ここで自分の音楽史を紐解いてみると・・・
①演奏してきた楽器
クラシックピアノ→クラシックギター→コントラバス→ジャズピアノ→クラシックピアノ→ジャズピアノとなります。
②好きだった音楽
小学生(長渕剛、ジャッキーチェン)
中学生(洋楽全般※特にスティング)
高校生(クラシック)
大学生(ジャズ)
社会人(ジャンル問わず)
クラシックとジャズ、洋楽が中心になっていますが、何故日本の伝統音楽が自分史にないのか、というのは頭の片隅にいつもありました。大学でジャズを始めていつも気になっていたことです。
昨年から気になってよく聴いていたのが「雅楽」です。これはとても面白い。皇族の音楽だからあまり庶民には聴かれてこなかったのでしょうね。魂の底から沸き起こるような、自然信仰的な音楽。そして独特な「自然な間」。西洋の音楽にはあまり無いように思います。西洋の音楽ルーツは、神様の作った世界の調和を音を通して解明していく、というものだと思います。なのでハーモニーなどの調性を大事にする。東洋のそれはどちらかというと人間発信というのでしょうか。インドのシタール奏者が演奏する音楽には近いものがあるように思います。
確か、この雅楽、シルクロードを渡ってきたが、日本以外には残っていなかったはずです。
そこで僕自身の中にもあるだろうこの「間」や、琴や三味線、尺八を使って、欧米の音楽と混合して音楽を作ろうと思いました。秋吉敏子さんの「孤軍」という曲も参考にしました。「孤軍」めちゃくちゃかっこいいです♪
気づいたのは、シンセサイザーで作曲して演奏している時、とても心地がよいという事。太鼓を叩いている時は最高に楽しいです。とにかく心地のよいスタイル。飾らぬスタイル。大好きな作曲スタイルです。いつか尺八奏者さんと曲を録音したいと思っています。
日本の伝統と欧米音楽を意識して作った曲:Jumping Japanese FOX
3.アンビエントミュージック
環境音楽や雰囲気を伝える音楽とでも言いましょうか。今思い返せば、初めにこういう音楽を知ったのは、ジョージ・ウインストンというピアニストだったように思います。ウインダムヒルというアコースティックを中心としたレーベルがあり、ピアノ以外にも、マイケル・ヘッジスやウイリアム・アッカーマンというギターリストもよく聴きました。とにかく落ち着くんですよね。
日本では、ジョージ・ウインストンの「Longing/Love」はかなり流行ったので、聴けば多くの人がうなずくでしょう。
シンセサイザーが導入されてからは、色々な音の組み合わせで自然を表現することが出来るようになったので、様々な音を使ったヒーリングミュージックとしても根付いていますね。単なるインストとして軽い気持ちで聴かずに、時々、作った人の思いに耳をすませると、奥の深い信条に気付くこともあります。
僕自身は電子音楽が苦手でしたが、今では手段として重要な一つと考えています。Youtubeに曲をUPするようになって海外の方々の音楽をたくさん聴けますし、また、聴いても貰えます。僕の住む北鎌倉の裏山や、湘南の海には音楽の題材がそこらじゅうにあります。この手段はそういったものを伝えるのに最適と言えるでしょう。
アンビエントミュージックのスタイルで作った曲:Whale in the Deep Sea
繊細で広大なテーマを扱うには、ストリングスを中心としたオーケストレーションを使った曲が作りたくなります。このスタイルは、即興だけではどうにもならないですし、ハーモニーをかなり意識しなくてはならないため譜面を使ってじっくり作ることが多いです。
オーケストレーションを盛り込んだ曲:Memories of You
5.ピアノソロ
一番リラックスして作れるスタイルです。ワクワクというより、コーヒー片手にゆったり作るのがこのスタイルです。
ピアノソロの曲:Night in Cardiff
6.完全即興
これはもう”遊び”です。ただただ楽しい。何も考えずにひたすら弾きます。
完全即興の曲:Oriental Song
以上、長々と書いてしまいました。お読み頂いた方、ありがとうございます♪
これからも楽しんで曲を作り続けます。
P.S
実はこの他にも歌ものがありまして、コロナ前は歌の子と二人でユニットを組んでオリジナルやカバーを練習してました。こちらもまた今後復活出来ればと思ってます。女の子の歌がとても素敵なんですが、僕は下手くそですが頑張ってハモったりしてます、、、。
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