落ち葉と子猫
我が家の猫(拳太)は、「家から出さない」
という条件で、人から譲り受けた。
箱入り息子である。
時々窓の外に友達の猫が出来て、窓越しに
恋をするような事もあり、少しでも
外に出してあげたいと思った時期もあった。
昨年の秋、裏山の落ち葉を見ていて、
こういうふかふかな落ち葉の上に健太を
寝かせてあげたら喜ぶかな、と、
一枚の絵を描いて、曲を作った。↓
自分としては、子守唄のつもりで
作ったが、絵も曲もなんだか悲しい
ものになってしまったよう、、。
決してレクイエムではありません。
家の中でも、元気にいたずらしたりして
駆けずり回ってます。
喉ならして胸の上で静かに眠る拳太。
夢の中では野原を駆けずり回ってるかな♪
The Days Of Wine And Roses
「酒バラ」でお馴染みのジャズスタンダード。
同名映画の主題歌だけど、どうやら
この映画のストーリー、かなり悲惨らしい。
アルコールに溺れる男女の話だという。
曲の歌詞にはそんな暗い映画のストーリーの
暗示もあるように思うが、メロディとコード
はメチャクチャ明るい。
色んな場面で演奏してきたけど、楽しさ満載
の明るい曲調にいつも違和感を持っていました。
という事で、僕のトリオではコード進行を
かなり変えて演奏する事にしました。
こんな演奏してます↓ピアノが私。
よろしければ。※最後切れてます、、。
アルコールの持つ不思議な魅力をイメージ
してみました。
原曲とはかなり違った感じになってます♪
バイオリンとの出会い
体験会で初めてバイオリンを手にする娘。
この後チェロとフルートも体験して
とても楽しんでいた。
僕のピアノ演奏は家でよく聴いてるし、
ライブにも何回も来ているから、
娘達は、既に色んな楽器や音楽に
触れてると思う。
音楽に何度も救われた親としては、
娘達には、メチャクチャ厳しい
クラシックの教室に通わせたり、
音大目指して猛特訓させて、
才能の限界と向き合わせるような
事はしたくないと思っている。
※もちろん本人が将来その気になれば
別だけど、、、。
どんな形であれ、音楽が彼女達の人生を
豊かなものにしてくれる事を祈っている♪
台風一過と停電断水
台風が過ぎ、裏山の入り口は吹き飛ば
された葉っぱや枝で道が見えなくなった。
北鎌倉は地区によって停電が続き、
我が家も 一日半程停電と断水だった。
※他の地域(千葉が酷いようだ)では
まだ復旧作業が続いている。
出来るだけ早い復旧を願っている。
日中は家の中の方が暑いくらいだ。
保存しておいた飲料水をちびちび飲み、
一日復旧を待ったが結局電気も水も
戻らず。翌朝までかかった。
夕方山に入ると、そこらじゅうの木々
がなぎ倒され、バキバキに折れた枝が
散らばって落ちている。
しばらく歩くと、見慣れていた山桜の
大木が根こそぎ倒れ、道を塞いでいる。
相当酷かったんだな、と思う。
それでも山は、僕ら人間と違って、
何一つ文句を言わず、
ひっそりと再生していく。
これが自然の原理なんだ。
クーラーが効かない、皿が洗えない、
風呂に入れない、、、。文句文句。
それだけで滅入ってしまう弱さに気づく。
普段家はもちろん、電車でも、会社でも、
殆どの場所でクーラーがあって、
トイレに行けて、食事も出来る。
それが当たり前だと思ってる。
僕が日中の暑さを、一日中体験したのは
いつ以来だろうか?
同時に、こんなに夕方の風を涼しく感じた
のもいつ以来だろう?
僕らが自然から教わる事はとても大きい。
失くして初めて大切さに気付くのではなく、
普段それを当たり前だと思わず、一つ一つに
感謝したい。
再生は密やかな感謝から始まるのだろう。